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子どものしつけに困ったら絵本を通して伝えてみよう!

夜遅くまで起きていて寝ない、偏食が多い、おもちゃを片付けないなど子どもに関するお悩みは数多くあるかもしれません。言っても聞かない、習慣づかない、そんなときは絵本を通して伝えてみませんか。子どもの心が動くかもしれません。そんな悩みを解決できそうな絵本をご紹介しましょう。

食事を食べない、好き嫌いが多い…そんなときに読みたい絵本5選

食事の時間になっても座らない、立ち歩く、偏食が多い、おやつばかり食べるなど、食事時間は一日に3回あるだけに悩みも尽きないことでしょう。

食事の時間になればおなかがすいて、黙っていても食べるものだと思っていたのに…なかなかそうはいかないものですね。

おいしく食べること、素材に敬意を払うことなど、言葉で伝えても伝わりきらないのではないでしょうか。
食べることをテーマにした絵本を読んで、子どもと一緒に共感し、身につけていきましょう。

野菜を好き嫌いする子に…

「にんじん」せなけいこ 作・絵/福音館書店

かわいらしく柔らかな雰囲気の切り絵の絵本です。
色々な動物たちがにんじんを食べて、おいしいと感想を言いながらページが進みますよ。

にんじん嫌いな人は?にんじんを食べなきゃだめだよ?というお説教はひとつもありませんが、にんじんを食べてみようかな?という気持ちにさせてくれるはず。

子どもは、周囲のひとが食べていると食べることがあります。
そんな子どもの心にそっと寄り添った優しい絵本です。

野菜がかっこいいヒーローに!

「グリーンマントのピーマンマン」さくらともこ作・中村景児絵/岩崎書店

ピーマンの嫌いなお子さんって多いですね。
ピーマンの苦みを子どもがおいしいとわかるまでには長い年月がかかりそう…けれどもしもピーマンが憧れのヒーローだったら?のどいた
ばい菌や腹いたばい菌をやっつけてくれるピーマンを食べる気持ちになれるかもしれません。

体にとって栄養が豊富なピーマン。
苦手だけれど食べてみようかな?そんな気持ちになれるかもしれません。

ばい菌と戦うページは何度も読んでとリクエストが多くなりますよ。
30年以上も親子に愛される絵本です。

野菜は命の種から始まる…食育にもなる絵本

「14ひきのかぼちゃ」いわむらかずお作・絵/童心社

かぼちゃを育てるため、家族みんなで畑を耕すところから始まります。
かぼちゃを様々なお天気から守り、大きくなるまでをみんなで見守る姿は、絵本を見る子どもにも真剣さが伝わることでしょう。

食材を種から大きくし、命を育て、収穫し、食べるという一連の流れを14匹のねずみを通して子どもと一緒に考えます。

野菜は様々な食事の素材となることも教えてくれますよ。
おじいちゃんがかぼちゃの種を「いのちのつぶだよ」と話すところもステキなシーン。
細やかなイラストをすみずみまで、ぜひゆっくりじっくり見て読んでほしい絵本です。

楽しくおいしく食べるってこういうことだね!と共感できる絵本

「いただきまあす」わたなべしげお文・おおともやすお絵/福音館書店

「食べること」を大切にしたあたたかな絵本。
手づかみで食べたいように食べさせてくれるくまのおかあさん。
食事のマナーはさておき、意欲的に食べる姿はほほえましく感じるはずです。

子どもに向けてもそうですが、保護者に向けての絵本でもあるのではないでしょうか。
大人になっても手づかみで食べたり、ひっくり返し、こぼして食べる人はいません。

今は大変だけれど、この時期は食事をおいしく食べること、自分で食べようとする意欲や自立心を大切にすることに着目しようとはたらきかけてくれるような絵本です。

片付けない!ものを大切にしない!!そんなときに読みたい絵本5選

子どもが少しずつ大きくなると、おもちゃの片づけについて何度も注意することが多くなってきますね。
また、片付けない上に大切にしないことも悩みの種になるでしょう。

片付けなさいと言ったり、ゲーム形式で片付けさせたり、面倒になってパパやママが片付けたり…
けれど片付けをすることは行動のメリハリをつけ、気持ちの切り替えのできる子どもを育てます。
日常に取り入れたい絵本をご紹介します。

片付けってきもちいい!片付けって楽しいね…!

「ノンタンぱっぱらぱなし」キヨノサチコ・作絵/偕成社

片付けないで散らかしっぱなしのノンタン。
お友達のおうちへ行ってもやっぱり散らかしっぱなしです。
片付けをしないとどうなるのか?片付けをしたらどんな気持ちになるのかを教えてくれます。

片付けなさいと声をかけてもなかなか片付けられない子どもたち。
声を掛けるのも疲れ果ててしまいますよね…
ノンタンの絵本にはしつけをする大人や、言い聞かせるようなお説教は出てきません。
ノンタンが自分で気づき、改善をします。

子どもにとってノンタンは自由奔放さと軽快さが共感できる存在でしょう。
片付けないお子さんに困ったら、ノンタンの絵本を通して伝えてみてはいかがでしょうか。

片付けないと、誰かがくるよ?? お話しの世界と現実を楽しもう

「それなら いい いえ ありますよ」澤野秋文/講談社

いつも掃除をしない主人公・ぎんた。
食べたもの、遊んだもの、出したもの、大切なものは全て部屋の中に出しっぱなしで片付けも掃除もしません。
ところがある日家にやってきた野良猫で少しずつぎんたは変わっていきます。

和風なテイストのイラストやお話しの内容が、子どもをぐっと惹きつけますよ。
構図や視点、隅々まで細やかながらダイナミックなイラストから目が離せません。

小学校中学年程度まで十分に楽しめる絵本です。

少しずつでも片付けをすることが楽しいと思えるように!そんな絵本

「かたづけやさーい」わたなべあや・作絵/ひかりのくに

子どもたちと同じように、初めは片付けが苦手できらいだったお野菜たち。
遊びながら片付けるうちにだんだん楽しくなって、片付けが好きになりました。

野菜たちの動きや表情を見ていると、片付けが楽しそうだなぁと思えるかもしれません。

パパやママも片付けを楽しそうにすることは大変なことですが、ときには楽しげに片付けている姿を見せるのも子どもに伝わって良いかもしれませんね!

大切にしなさいと、言葉で伝えるよりきっと伝わる。
そんな絵本

「ふるびたくま」クレイ・カーミッシェル・作、江國香織・訳/BL出版

子どもは好奇心が旺盛。
新しいものに目が行きますね。
昨日までのお気に入りに見向きもしなくなることもあるでしょう。
そんなとき、そのおもちゃはどんな気持ちなのでしょうか。
モノや情報が多くあふれる時代。
次々と流行や人の興味は変わり、子どももそんな情報に躍らされ、ずっと長く愛用することが減ってきましたね。

ふるびたくまのぬいぐるみは、主人公の女の子に捨てられてしまうのでしょうか。
すっかり元気をなくしたくまの結末は?

思わず家にあるふるびたぬいぐるみを抱きしめたくなる、そんなお話です。

ものにも心があるのでは? ものを大切にしたくなる絵本

「ぼくのなまえはイラナイヨ」ミックインクペン作・角野栄子訳/小学館

引っ越した飼い主に置いてけぼりにされた古いぬいぐるみ。
ボロボロすぎて自分が何のぬいぐるみだったのかも思い出せないくらいに古びてしまいました。
様々な動物との出会い、自分が誰だったのか思い出しながら「イラナイヨ」というなまえの由来も思い出します。

ストーリーを読み進めていくうちに、ぽろぽろ涙を流すシーンや、優しい猫に出会ってさみしさを癒していくシーンは、子どもはもちろん大人も心惹かれるシーンでしょう。

最後には温かな愛情に包まれます。
モノの片付けや整理整頓、断捨離も必要ですが、長く大切に愛するひとであってほしい・・・そんな親の願いにも寄添った絵本です。

友達との関わり方、あそび方、楽しみ方を伝えたい! そんなときに読みたい絵本5選

友達とけんかしちゃった、上手くいかない、おもちゃの貸し借りがスムーズにできない…相手の気持ちを知り、イメージし、自分も相手も気持ちよく遊ぶことって、言葉で伝えるのは難しいですね。

自分の経験を絵本の中で追体験し、軽やかに楽しい結末が待っている絵本なら、子どもの心に寄添い、大切なことを伝えられそうです。
そんな絵本をご紹介しましょう。

友達の存在を大切に思う…素朴なふたりにほっこりする絵本

「ふたりはともだち」アーノルド・ローベル作、三木卓訳/文化出版局

いつも友達のがまくんを思いやるかえるくんと、わがままいっぱいで甘えるがまくん。
ときどき喧嘩もするけれど、こんな友達がいたらきっと幸せ…こんな風に思いあえる関係ってステキ。

今仲良くしている友達のことを思い浮かべながら、友達っていいな、いますぐ会いたくなっちゃった!そんな気持ちになることでしょう。

子どもが友達と喧嘩をしている、意地悪をしちゃった・されちゃった、そんなときに仲直りの方法を教え伝えるだけではなく、友達ってどんな存在なのかを一緒に思うことができる絵本です。

新しいお友達と、どんな風に仲良くなろう!そんなヒントがある絵本

「とんことり」筒井頼子作・林明子絵/福音館書店

主人公の女の子は引っ越しし、知らない街で暮らすことになりました。
新しい保育園で新しい友達はできるのでしょうか。

年度末や新年度は新しい友達との出会いの季節。
繊細な子どもたちは、どんな風に仲良しになろうか考えていることでしょう。
その小さなヒントがこの絵本にはあるかもしれません。

ポストに入ってくるかわいいお便りに、胸がどきどきする気持ちが絵本を通して子どもに伝わるようです。
はじけるようなかわいらしい女の子たちの笑顔が、ほっとさせてくれるすてきな絵本です。

障害があってもなくても友達!お互いにできることで支え合うことを知る絵本

「さっちゃんのまほうのて」たばたせいいち他・作/偕成社

社会には身体障害などの見た目でわかる障害と、発達障害や聴覚障害、内部障害など見た目にはわからない障害の人もたくさんいます。
障害のある友達に対して、できるだけ優しく、親切に、助けてあげようと思う気持ちは素敵なこと。
けれど、本当にそれでいいのでしょうか。

障害のある人も無い人も、できることとできないことがあるんです。
障害のある人だってみんなの力になりたいし、役に立ちたい、みんなと同じようになんでもやってみたいと思っています。

障害のある人の良いところ、できることを見つけ、お願いしたり頼ったり、もちろん時には助けになったりすることが本当に平等で本当の友達なのではないでしょうか。
さっちゃんが涙ながらに色々な葛藤を乗り越えてわたしたちに教えてくれる絵本です。

本当の友達ってなんだろう。本当にひとの為を思うことってどういうこと?

「泣いた赤おに」浜田廣介作・梶山俊夫絵/偕成社

お話しの中で鬼の存在は、人間を襲う恐ろしい生き物として位置づけられていることが多いのではないでしょうか。
絵本の中に出てくる人間たちも、やっぱり初めは鬼を怖がっていました。

本当は心優しく、人間と仲良くしたいと思っている赤おに。
その願いを叶えてあげたい友達の青おに。
2人の間には本当の友情があったのです…。

自分の身を投げうって友情を示した青鬼の気持ちに、読み聞かせをしながら涙がこぼれてしまうことも。
優しさや本当に友情ってなんだろうと胸に訴えかける絵本です。

絵本を通して子どもに伝えたいことが伝わるかもしれません

子どものしつけや改善を促したいときに、心を揺り動かすようなテーマの絵本をご紹介しました。
パパやママが繰返し伝えてもなかなか子どもに伝わらないときは、お悩みをテーマにした絵本を読んでみてはいかがでしょうか。
きっと子どもの心にも届くはずです。