「どうしていつもママなの?」「なんでパパじゃダメなの?」
子どもが「ママがいい!」と言うたびに、そんな疑問が浮かんできませんか?
私もそうでした。
パパの手が空いているのに「ママがいい!」と泣かれてしまうと、私がやるしかなくなってしまう。
「パパがやってくれたら休めるのに…」とイライラしてしまうこともありました。
パパも一生懸命頑張っているのに、どうして子どもは「ママがいい!」となるのでしょうか。
今回は、「ママがいい!」となる理由と、パパができることについて考えていきます。
一緒に子どもとの関係をより深めるためのヒントを見つけてみませんか?
目次
「ママがいい!」となる理由
「ママがいい!」となるのは、ママとの強い絆から安心感を感じているから。
本能的なもので、決してパパが嫌いというわけではないですよ。
安心感・安全基地
子どもは、生まれた時からママと強い絆を結んでいます。
10ヶ月もお腹の中で一緒に過ごし、生まれてからも関わる時間が圧倒的に多いママは子どもにとって最大級の「安心感」を感じられる存在です。
だからこそ不安を感じたり困ったりしたときには、無意識に「ママがいい!」と思ってしまうことが多いのです。
特に幼児期は、ママが「安全基地」と認識しているため、他の誰よりもママを求めることがあります。
ママが「日常の世話役」だから
食事、入浴、お昼寝、遊びの時間など、ママが子どもの日常的なお世話を担当することが多いですよね。
子どもは大半の時間をママと一緒に過ごすため、ママに親しみや安心感を感じるのは当然のこと。
特に、寝かしつけや病気のときなどはママが頼りになる場面が多いため、自然と「ママがいい!」という言葉が出やすいのです。
ただしこれは一般的にママと接する時間が多いからというだけなので、お世話をするのがパパなら「パパがいい!」となることもあるでしょう。
「ママがいい!」はいつまで続くの?
個人差はありますが、「ママがいい!」という時期は3歳頃まで続くことが多いと言われています。
年齢別では以下のような傾向があります。
乳児期(0〜1歳)
この時期は、最も強く「ママがいい!」という時期です。
乳児期ではママが主に世話をしていることも多いため、特にママを求めることが多くなります。
まだ言葉が出せない場合「ママがいい!」と泣きじゃくる時期でもあります。
幼児期(1〜3歳)
言葉が出始め感情の表現も豊かになるのが、1歳を過ぎたあたりから。
できることも増えますが、まだまだできないことも多い不安から「ママがいい!」と言ってしまう時期です。
しかし少しずつ社会性が育まれ、パパとの関わりも増えてくると依存が分散し始めます。
3歳以降(3〜5歳)
3歳を過ぎると友達などへも意識が向き始めるので、ママへの依存が解消されていき「ママがいい!」が減っていく傾向に。
ただし、寝かしつけの時間や不安を感じる場面では「ママがいい!」が強く表れることもあります。
「ママがいい!」にイライラしたこともあるのに、少しずつ減ってきてママにとっては寂しく感じる時期ですね。
「ママがいい!」と言われた時にパパができること
「ママがいい!」は、生まれる前から一緒にいるママとの絆が強いため起こるもの。
パパと過ごす時間が増えることで、少しずつ「パパがいい!」も増えてきますよ。
「ママがいい!」と言われても落ち込まず、積極的に関わっていきましょう。
日常のお世話をする
パパが子どもの日常生活にもっと関わることが大切です。
例えば、朝の支度やお風呂、寝かしつけの時間など、日常的なルーティーンに積極的に参加してみてください。
時間的に難しくてもできることを毎日繰り返し行うことで、子どもはパパにも安心感を感じるようになります。
例
・朝食を一緒に作ったり、朝の準備を手伝う。
・お風呂に一緒に入って遊ぶ。
・寝る前にお話をして寝かしつける。
一緒に遊ぶ
パパが子どもと一緒に遊ぶことで、楽しさからパパへの信頼も深まります。
特に、体をたくさん使った遊びなどママにはできない遊びで絆を深めていきましょう!
例
・公園で一緒にボール遊びや砂場遊びをする。
・アスレチックなど体をたくさん使う遊びをする。
・一緒に絵を描いたり、工作をする。
自分の感情を伝える
「ママがいい!」という言葉に対して落ち込んでる場合ではありません。
子どもに自分の感情を伝えるのって、意外と効果的なんです。
「パパも一緒に遊びたいな」と言葉でしっかり伝えれば、子どももパパの気持ちに気づいてくれますよ。
例
・「パパもお手伝いしていい?」と聞いてみる。
・「ママは少しお休みするから、今日はパパと遊ぼう!」と、パパとの時間を楽しむ提案をする。
まとめ
子どもにとって絶対的存在で安心感のあるママ。
「ママがいい!」となってしまうのはある意味仕方のないこと。
とは言え、ずっと続くわけではないので割り切ってと言われても「もう!パパにしてよ!」と言いたくなることもありますよね。
子どもにとって、パパも安心感が持てる存在であれば少しずつ依存は分散していきます。
パパがお世話をすることが特別なことではなく、当たり前のことと認識してもらうことが大事です。
また、ママがパパに頼ることで子どもがパパに安心感を持つことも。
「これはパパがいいんだな」と、意外と子どもは親をよく見てるものですよ。
パパはママに勝とうとするのではなく「パパも好き!」「パパでもいいよ」を目指していきましょう!