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夏に読み聞かせたい赤ちゃん絵本おすすめ7選!絵本で夏を感じよう

初めての夏を迎える0歳の赤ちゃん。まだ外に出て遊べない月齢の赤ちゃんでも、夏を感じられる絵本がありますよ。
今回は、夏に読み聞かせたい赤ちゃん絵本をご紹介します。
0歳〜1歳の赤ちゃんが喜ぶ夏の絵本を集めたので、ぜひ参考にしてくださいね。

赤ちゃんへの読み聞かせ絵本の選び方は?

まずはじめに、赤ちゃんへの読み聞かせ絵本の選び方をご紹介します。
まだ言葉が出ない0歳の赤ちゃんには、どんな絵本が喜ばれるのでしょうか?
絵本を選ぶ際に重視したいポイントをまとめました。

はっきりと分かりやすいイラスト

0歳〜1歳くらいの赤ちゃんは、まだ大人と違ってたくさんの情報を一気に理解することはできません。ですので、ページにたくさんの絵が描いてある絵本だと、情報量が多すぎて飽きてしまう可能性が高いです。
0歳〜1歳の赤ちゃんにおすすめなのは、1つずつのイラストが大きくて分かりやすい絵本。月齢が低い赤ちゃんは視力も大人ほど良くないので、はっきりした色遣いで描いてあることも重視したいポイントですね。

1ページに対して1つのイラストが大きく描いてあるような絵本だと、読み聞かせを重ねるうちに赤ちゃんは自然とイラストを指差して注目するようになってきます。
指差しは、赤ちゃんが周囲に興味が出てきた証拠。絵本を通して未知のものに触れる貴重な経験なので、ぜひたくさん経験させてあげてくださいね。

そのためにも、赤ちゃんが興味を持ち集中できる絵本選びが大切です。赤ちゃんが注目しやすいようなはっきりしたイラストの絵本を選んであげましょう。

単純なストーリーや聞き取りやすさを重視

0歳〜1歳の赤ちゃんへの絵本選びは、聞き取りやすい単純なストーリーのものがおすすめです。

おしゃべりができない赤ちゃんの時期は、ママやパパの言葉掛けを聞いて脳に言葉をインプットする時期。単純な言葉を繰り返し聞くうちに、赤ちゃんはその言葉が指すものを理解したり、言葉を真似しようとしたりといったことが出来るようになってきます。

特に月齢の低い赤ちゃんにおすすめなのが、擬音を使った絵本です。
「どーん」「ざわざわ」「がたんごとん」などの擬音がたくさん出てくる絵本は聞き取りやすく、言葉の意味が分からなくても独特の音の響きを楽しめます。読みながら赤ちゃんの体を揺らしてあげたり、擬音によって声色を変えたりして読んであげると、赤ちゃんはとっても喜びますよ。

1歳前後の赤ちゃんなら、身の周りのものが出てくる絵本や単純なストーリーの絵本が人気でおすすめです。

絵本で夏を感じるメリット

季節を感じる絵本はたくさんありますが、「赤ちゃんには季節の絵本はまだ難しいのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
赤ちゃんに季節の絵本を読み聞かせするメリットをご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

語彙が増える

赤ちゃんに季節の絵本を読み聞かせするメリットの1つとして、語彙が増えるということがあります。

発語が始まる時期の子どもの語彙力は、それまでにどれだけの言葉に触れたかで決まると言われています。いろんな言葉が出てくる季節絵本の読み聞かせは、子どもの語彙力を高めるのにぴったりなのです。

夏をテーマにした絵本には、「スイカ」「花火」「海」など夏ならではの物がたくさん登場します。普段の生活には出てこないような言葉に触れられ、赤ちゃんにとって楽しい刺激になりますよ。

特に1歳前後になると、単純な擬音だけの絵本では物足りなくなってくる子も。
「赤ちゃんだから難しい言葉は分からない」と思わずに、読み聞かせで季節にちなんだ新しい言葉をどんどん聞かせてあげてくださいね。

周りの自然への興味がわく

季節に関する絵本は、赤ちゃんが周りの自然に興味を持つきっかけを作ってくれます。

うるさく鳴く夏の虫、海の音、まぶしい太陽…。豊かな自然が登場する夏の絵本は、絵や言葉を通して赤ちゃんの世界を広げてくれますよ。
絵本を読みながら、ぜひ赤ちゃんの反応にも注目してみてください。

水が大好きな赤ちゃんもいれば、虫に興味津々な赤ちゃんもいるでしょう。いろんな絵本を読むうちに、赤ちゃんの新たな一面に大人のほうが驚かされることも。

公園に虫を探しに行ったり暑い日に水遊びをしたり、赤ちゃんが興味を持ったことを実際に体験してみるのもおすすめです。絵本と体験を合わせることで親子時間の幅が広がり、絵本への愛着もさらに強くなるでしょう。

親子の話題の1つになる

まだ言葉が出ない0歳〜1歳の赤ちゃんにどういう風に声かけすればいいのか、悩む親御さんも多いですよね。

「毎日変わり映えのない生活で、赤ちゃんへの接し方もマンネリになってきた…」とお悩みのパパママにおすすめなのが季節の絵本。

食事中に「絵本で見た野菜だね」と話しかけたり、お散歩中には「絵本と同じ虫さんがいるよ」と周りの自然に目を向けたり、絵本をきっかけに赤ちゃんとの会話のバリエーションが広がります。

夏を描いた絵本は、赤ちゃんが初めて触れる夏の自然をピュアな視点から描いています。赤ちゃんと一緒に大人も絵本を楽しむことで、大人だけでは気づかなかったささやかな季節の変化や美しさに気づくきっかけにもなるかもしれませんよ。

赤ちゃんに読み聞かせたい夏の絵本7選

赤ちゃんにおすすめの夏の絵本を7冊ご紹介します。
ぜひ赤ちゃんへの読み聞かせの参考にしてみてくださいね。

なつ なあに

絵本『なつ なあに』は、夏を感じられるしかけ絵本です。
絵本を開くと、小さな穴から夏の風景が見えるしかけになっています。穴が空いたページを開くと、その裏には梅雨・海水浴・虫捕りなどのかわいい絵が隠れていて楽しいです。

簡単なストーリーがあるのでそれを読み聞かせてもいいですし、穴からのぞく絵を見て「なにかな?スイカだね。」という風に赤ちゃんに話しかけて楽しむこともできますよ。

お座り以降の赤ちゃんなら、自分でしかけをめくって楽しめるでしょう。
夏にまつわるいろんな言葉に触れられるのでおすすめです。

みず ちゃぽん

『みず ちゃぽん』は水の楽しさを描いた赤ちゃん向け絵本です。
水のしずくが、「ちゃぽん」「ぴちゃ」「ざあー!」といろんな音を出しながら降ってきたり流れたり。1つずつ違うしずくたちのかわいい表情にも注目です。

シンプルな絵とストーリーで、赤ちゃんでも読み聞かせに集中しやすい絵本ですよ。水から出る楽しい擬音の数々が赤ちゃんの心に優しく響きます。

絵本に出てきた擬音をお風呂や水遊びのときに再現してみると、より親子で楽しめるでしょう。
水遊びが楽しい夏に、ぜひ読み聞かせてあげたいですね。

うみ ざざざ

夏の海の楽しさが感じられる『うみ ざざざ』。
歌人の東直子さんが「ざざーん」「ぷっかりこ」とリズミカルな言葉で夏の海を表現したというこの絵本は、砂浜や波の感触まで感じられるような素敵な絵とともに、読み聞かせながら一気に夏の海へとトリップしてしまうような楽しさです。

きちんとストーリーになっているので、赤ちゃんから大きい子まで違った楽しみ方ができますよ。兄弟がいる赤ちゃんは、上の子と一緒に読み聞かせてあげてもいいですね。

まだ海にお出かけしたことがない赤ちゃんも、絵本を通して海の気持ちよさを感じられられるのでおすすめです。

ひまわり

夏の花といえばひまわり。絵本『ひまわり』は、ひまわりが力強く成長していく様子を描いた赤ちゃん向け絵本です。

地面に落ちたひまわりの種が、夏のお日さまの光を浴びてぐんぐん成長していきます。途中で雨が降ったり、夜になって月が出てきたり、夏らしい自然の移り変わりにも触れられますよ。

最後に「どん!」とページいっぱいにひまわりが咲き誇る場面は、想像以上の迫力。「どん!」という言葉とともにパッとページをめくってあげると、赤ちゃんがキャッキャッと喜んでくれるでしょう。

最後にはしおれてぽとぽとと種を落とすひまわりの姿に、思わず何度も最初から読み返したくなるおすすめ絵本です。

こぐまちゃんのみずあそび

赤ちゃんに大人気の「こぐまちゃんシリーズ」の中でも、夏にぴったりの『こぐまちゃんのみずあそび』。こぐまちゃんとしろくまちゃんがお庭で気持ちよさそうに水遊びをするお話です。

「つめたい つめたい」などの単純な言葉の繰り返しが多く、赤ちゃんにも分かりやすいストーリーが人気です。はっきりした色遣いの絵も、赤ちゃんの心をつかむポイントですよ。

はじめはじょうろで遊んでいたこぐまちゃんたちですが、最後にはシャワーをかけ合ってなんともダイナミックな水遊びに!楽しそうなこぐまちゃんたちの様子に、思わず親子で笑顔になってしまうような絵本です。

この絵本を読んでから親子で水遊びをしてみてください。絵本を真似して葉っぱのボートを作ったりお花に水をかけたりすると、普段よりさらに楽しい水遊びになるでしょう。

はなび ドーン

夏の風物詩である花火を描いた『はなびドーン』。
はっきりと分かりやすい絵と言葉で花火が表現されていて、赤ちゃんの読み聞かせに人気の本です。花火が開いては散っていくという繰り返しの楽しさを教えてくれます。

「シューッ」と飛んできて「パンッ」「ドーン」と花開く花火の様子を臨場感たっぷりに読み聞かせてあげると、赤ちゃんの目は絵本に釘付けになるでしょう。ページいっぱいに描かれた花火の絵は、本当に夜空の花火を見ているかのようにきれいですよ。

本物の花火はまだ怖い赤ちゃんも、絵本なら親子で一緒に楽しめます。赤ちゃんとの夏の思い出に、ぜひ読み聞かせてあげてくださいね。

いっぱい やさいさん

『いっぱい やさいさん』は、夏の野菜がたっぷり登場する絵本です。
トマト・ナス・きゅうり・とうもろこしなど、子どもが好きな夏の野菜がたくさん登場します。リアルで美しい絵が人気のこの絵本。感性豊かな赤ちゃんの時期に、ぜひ読み聞かせてあげたいですね。

文章は詩人のまど・みちおさんが書いており、独特の柔らかい言い回しが楽しいです。「自分が自分であることをうれしいと思えるように」という深いテーマも込められています。

食卓に夏野菜が並んだ時は、絵本と見比べて「同じだね」と親子でお話ししてみましょう。赤ちゃんとの夏のご飯がさらに楽しくなっておすすめです。

まとめ

夏に読み聞かせたいおすすめの赤ちゃん絵本をご紹介しました。読んでみたい夏の絵本は見つかりましたか?
室内で過ごすことが多い赤ちゃんの時期であっても、赤ちゃんは絵本を通していろんな世界に触れることができます。
夏を描いた絵本を読んで、ぜひ親子で夏を感じて見てくださいね。