こんにちは!保育士のまるり先生です。
赤ちゃんのうんちの色がいつも違うと、「体調が悪いのかな?」と心配される方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、赤ちゃんのうんちの色は、食べたものや体調で変わります。正しい知識がないと、赤ちゃんの体調の変化を見逃してしまう場合があるので、注意が必要です。
そこで本記事では、赤ちゃんの健康とうんちの色の関係について解説します。
その他にも、うんちの色から分かる病院受診のタイミングなどもご紹介しますので、ぜひこの記事を読んで、赤ちゃんの健康を守って頂けたら幸いです。
目次
赤ちゃんのうんちから何が分かる?
赤ちゃんのうんちから分かる事は、次の通りです。
2.便秘かもしれない事が分かる
3.食べた物が分かる
下記で詳細を説明します。
赤ちゃんの病気が分かる
赤ちゃんのうんちの色から、健康状態や病気が分かります。
特に気をつけなければいけないのは、赤色のうんちです。
赤色のうんちの場合、うんちに血液が混ざっている「細菌性胃腸炎」の可能性があります。
その他のうんちの色と健康状態の関係については、後ほど説明します。
便秘かもしれない事が分かる
いつもよりうんちの量が少なく、固い場合は、赤ちゃんが便秘である可能性があります。
便秘の場合は、機嫌が悪い・食欲がないといった症状も出てくる可能性があるので、症状がひどいようだったら、お医者さんに相談しましょう。
食べた物が分かる
赤ちゃんの消化能力は未発達なため、食べた物によって、うんちの色が変わる場合があります。
にんじんを食べたらうんちがオレンジ色になるなど、食べた物が分かる場合も多いです。
また、うんちに粒状のものが混ざっている場合がありますが、これは吸収されなかった脂肪やカルシウムと言われています。
赤ちゃんのうんちの色と健康状態
赤ちゃんのうんちの色と健康状態の関係を一覧にしてご紹介します。
うんちの色 | 健康状態 | 説明 |
---|---|---|
鮮やかな黄色 | ◯(健康) | 離乳食が始まる前は、胆汁の色がうんちに残るため、このような色になります。 |
緑色 | ◯(健康) | 赤ちゃんが母乳を飲んでいる場合は、この色のうんちが出やすいです。胆汁が参加して緑色になります。 |
茶色 | ◯(健康) | 離乳食が始まると、黄色や緑色から茶色系のうんちに変わります。 |
赤色 | ×(危険) | 赤色のものを食べた時は問題ありませんが、血が混ざっている場合は注意が必要です。 |
黒色 | ×(危険) | 黒いうんちで血の混ざっているうんちは、消化管から出血している可能性があります。ただし、生まれたての赤ちゃんは「胎便」と言われる黒いうんちを出すので、この場合は心配ありません。 |
白・クリーム色 | ×(危険) | 白いブツブツが混ざっているだけなら問題ありませんが、うんち全体が白っぽい時は、ロタウイルスによる胃腸炎である可能性があります。 |
赤ちゃんのうんちの色と病院受診のタイミング
上記のうんちの色の中で、病院に受診した方がいいものは、次の通りです。
2.黒色のうんち
3.白・クリーム色のうんち
上記3つの色のうんちが出た時には、早めに病院を受診しましょう。
なお、病院の受診時には、うんちが出たオムツを持っていく事をおすすめします。
そうすることで、お医者さんが赤ちゃんの健康状態をすぐに把握でき、早急な治療ができます。
赤ちゃんのうんちの状態は常に気にしておこう!
今回は、赤ちゃんの健康とうんちの色の関係についてお話ししました。
日々目まぐるしく変わる赤ちゃんの健康状態ですが、毎日一緒に過ごしている親だからこそ気づける事も多いです。赤色・黒色・白色のうんちが出た時は、早急に病院へいきましょう。ただし、前日に赤い物を食べた時には赤色のうんちが出るなどの例外もありますので、焦りすぎず冷静に判断してください。
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