![イヤイヤ期はいつから?対応方法とイヤイヤ期が軽い子についても解説](https://xn--u9j2graq8l7095a8u6a.com/babsc/wp-content/uploads/2022/07/image4-3.jpg)
ほとんどの子供にくるイヤイヤ期。
子供がいる人は「イヤイヤ期は大変」という話を1度は聞いたことがあるかと思います。
イヤイヤ期は親の対応方法を間違えると、子供のイヤイヤがどんどん増して、本当に大変になってしまいます。
今回はそのイヤイヤ期の症状や期間、対応方法について解説しているので、これからイヤイヤ期がくる子供がいる人やイヤイヤ期の対応に困っている人は是非参考にしてみてください。
目次
イヤイヤ期はどのような症状?
イヤイヤ期にはいくつかの症状があります。
よく聞くのが「なんでもイヤと言う」ということかもしれません。
それだけでも親はとても大変な思いをするのですが、じつはその他にもっと大変な「癇癪を起こす」という症状があります。
これからイヤイヤ期を迎える子供がいる人は、イヤイヤ期の症状を知っておき、いまから心の準備をしておきましょう。
とにかく「イヤ!」
2歳頃はいろいろなことが分かり始めてくる時期です。
しかし自分のやりたいことが相手にはっきり伝えられなかったり、漠然とした思いを自分の中で整理できません。
自分の言葉で全てを伝えることがまだ難しい時期のため、その気持ちを全て「イヤ」と表現します。
たとえばご飯や歯磨き、お風呂、寝るときなどにイヤイヤが始まることが多いです。
「〇〇に行こう。」と誘っても「イヤ。」
出かけるときに靴を履くのも「イヤ。」
ご飯を食べるときに使う食器が思っていたものと違うと「イヤ。」
親が用意した服が気に入らないと「イヤ。」
イヤイヤ期のピークになると、周りが言うことに対してすべて「イヤ。」と返ってくることも多いです。
自分でなんでもやりたがる
1歳半〜2歳頃は自我が芽生え、成長する時期です。
自分の意思が出てきて、やりたいことも増えています。
しかしまだ「やりたいこと」と「できること」が年齢的に釣り合いません。
そのためその「やりたいこと」ができなくて泣いてしまいます。
そこで親や周りが手伝おうとする「どうしても自分でやりたい。」と泣いてしまいます。
たとえばお着替えのときに悩まされることが多いです。
1人で服を着たいけど、違うところから手が出てきてしまって、親がサポートしようとすると大号泣という感じです。
思い通りにいかないと大爆発
やりたいことがあるのに、年齢的にその気持ちを言葉で主張しきれないため、フラストレーションが溜まってしまい癇癪を起こします。
・自分がやりたいことができない
と、いうことがあるとお店でも道路でも寝っ転がって大号泣して暴れてしまいます。
家でだったら良いですが、外で寝っ転がられてしまうと親は周りの人への迷惑や、恥ずかしさを感じてしまいます。
「イヤイヤ期の対応方法」の項でも紹介しますが、出先の場合は安全な場所に子供を移動させて、癇癪が収まるまで静かに見守ってあげましょう。
イヤイヤ期はいつからいつまで?
イヤイヤ期は1歳半〜2歳に始まり、「魔の2歳児」と世間で言われているように、2歳頃にピークを迎える子が多いです。
また3歳頃からイヤイヤ期が始まる子もいます。
始まるのが遅いからといって成長に遅れがあるとは限りません。
イヤイヤ期が始まる時期は子供の性格や親の捉え方が影響してきます。
下記の「イヤイヤ期がない子、軽い子の理由は?」の項で解説しているので、参考にしてみてください。
イヤイヤ期が終わるのは、言葉が上手に話せるようになった頃が目安です。
だいたい4歳頃に終わる子が多いです。
自分の思っていることをしっかり主張できるようになるからです。
イヤイヤ期の対応方法
イヤイヤ期の子供が相手だと、何をするにも本当に大変です。
些細なことが1つでも子供の思っていたことと違うと、癇癪が始まってしまいます。
癇癪を起こさないようにするための対応方法と、癇癪を起こしてしまったあとの対応方法について紹介しています。
ぜひ実践してみてください。
子供に共感する
イヤイヤ期は特に共感してあげることが大切です。
「嫌だったね。」「そうだよね。」などと声をかけてあげましょう。
そうすることで子供は「自分の気持ちをわかってくれるんだ。」と少し冷静になることもあります。
しかしこれは子供の主張を全て受け入れて、全部を思い通りにするわけではありません。
危ないことは「〇〇だから、これはやめておこうね。」などと、特に命にかかわることは理由と一緒に説明してあげてください。
それでもイヤイヤ期の子供はイヤイヤしますが、ダメなことはダメだと理由とともに話しましょう。
少し様子を見てみる
イヤイヤ期は自分の思うようにできないことや、思っていることをうまく伝えられないという理由から、フラストレーションが溜まっています。
子供なりに「これは頑張っても上手くできない。だけどやりたい。」と気持ちの葛藤があります。
そのため、冷静になる時間と気持ちの整理をする時間を子供につくってあげる必要があります。
例えばスーパーでイヤイヤが始まり、寝転んでしまったとき。
まず子供を通路の端まで移動させてから、あとはしばらく様子をみていてください。
子供なりに気持ちの整理が出来て落ち着いたら、機嫌が良くなることもあります。
そこで説得をしたり、抱っこしたりするとなおさら癇癪がひどくなってしまうので、そっとしておいてあげましょう。
次にやることを早めに伝えておく
2歳頃の子供にはできることが多くなってきて、やりたいことがたくさんあります。
そこで親がいきなり「いまから〇〇に行くよ。」や「いまからご飯だよ。」などというと、子供がやろうと思っていたことができなくなってしまいます。
早めに予定を伝えておくことで、子供なりに気持ちの準備ができます。
気持ちの準備ができていることによって、その予定の時間になって声かけをしたときにイヤイヤする頻度が減ります。
その他に原因があるか確認する
イヤイヤ期の子供は気持ちが不安定で、1日に数えきれないほど機嫌が悪くなることがあります。
しかし2歳頃の子供はまだ体調も崩しやすい年齢です。
「今日も機嫌が悪いな。」と思うだけではなく、体調は悪くないか、どこか痛いところはないかなどの確認はしましょう。
また体調の変化だけではなく眠い、お腹が空いた、オムツがいっぱいなどの理由でぐずっている場合もあるので、いろいろな面からチェックしましょう。
イヤイヤ期がない子、軽い子の理由は?
子供にはイヤイヤ期があるものと思っている人が多いです。
しかし、なかにはイヤイヤ期がない子や、症状が軽い子もいます。
当たり前に来ると思っていたイヤイヤ期が来ないと、心配になってしまう人もいます。
下記にイヤイヤ期がない子、軽い子の理由を紹介しているので参考にしてみてください。
その子の性格
生まれつきおとなしい子やおっとりしている子は、イヤイヤ期がないことや軽い場合があります。
また言葉の発達が早い子も同様です。
言葉の発達が早い子は1歳半や2歳頃には自分のやりたいことなどを相手に伝えられます。
よってイヤイヤしたり癇癪を起こしたりせずに、相手に思いを主張できるため、イヤイヤ期がない場合もあります。
親の感じ方
親が「子供だってやりたいことはある。」「子供は気分のムラがあるもの。」と思っていれば、イヤイヤ期と捉えなかったり、軽いと感じます。
また親が普段から子供の話をじっくりと聞き、やりたいことや思っていることを考えて、丁寧に対応している場合もイヤイヤ期は軽かったりなかったりします。
思っていることは親にもしっかりと伝わっていて、やりたいことも尊重されているのであれば、子供がイヤと感じることがないからです。
イヤイヤ期はいつか終わるもの
イヤイヤ期は本当に大変な時期です。
しかし、これも「子供の成長」「いつかは終わるもの」と思って接しましょう。
1人で抱え込んでしまうと負担が大きすぎるので周りに頼って、無理をし過ぎないようにしてください。
返信