![赤ちゃんにうつぶせ寝をさせても大丈夫?赤ちゃんが安全に寝れる方法を知ろう!](https://xn--u9j2graq8l7095a8u6a.com/babsc/wp-content/uploads/2022/03/寝返り-scaled.jpg)
こんにちは、保育士のまるり先生です!
赤ちゃんに「うつぶせ寝はさせない方が良い」と聞いたことがあるものの、なぜうつぶせ寝をさせない方が良いのか、詳しい理由をご存知ない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また「赤ちゃんがよくうつぶせ寝をするから心配だな」と思い、中々ぐっすり寝れないという方もいらっしゃいますよね。
しかし正しい知識があれば、心配しすぎる必要はなくなります。
そこで本記事では、赤ちゃんはなぜうつぶせ寝をするのか、赤ちゃんのうつぶせ寝はなぜ危険なのか、赤ちゃんが安全に眠れる工夫をご紹介します。
正しい知識を身につけて、心配しすぎず、赤ちゃんを安全に寝かせてあげましょう。
目次
赤ちゃんはなぜうつぶせ寝をするの?
赤ちゃんのうつぶせ寝を何度直しても、うつぶせ寝に戻ってしまうことがありますよね。
「なぜうつぶせ寝ばっかりするんだろう?」
こう思われてる方もいらっしゃると思います。
その理由を下記で説明します。
呼吸がしやすいから
赤ちゃんがうつぶせ寝をよくする理由の1つは、仰向け寝よりも呼吸がしやすいからです。
うつぶせ寝をすることで臓器への圧迫感がなくなり、呼吸がしやすくなると言われています。
また、質の良い睡眠にも繋がり、いびきも少なくなるのです。
お腹に中にいた状態に近くなるから
うつぶせ寝の状態は手足を曲げられるため、お母さんのお腹の中にいた時と似た体制と言われています。
赤ちゃんはその体制に安心感を得るのです。
赤ちゃんのうつぶせ寝はなんで危険なの?
赤ちゃんのうつぶせ寝は危険と言われている主な理由は、次の通りです。
・窒息のリスクを高めるから
詳しくは以下で説明します。
SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを高めるから
SIDS(乳幼児突然死症候群)とは、生後2ヶ月〜6ヶ月頃に起こりやすい「赤ちゃんの突然死」のことです。
またSIDSは、原因が明確になっておらず、睡眠中の発症が多いと言われています。
そしてうつぶせ寝は、このSIDSのリスクを高めると言われているのです。
その理由は、欧米での研究で赤ちゃんに仰向け寝をさせたことでSIDSの発生率が下がったという結果が出たためと言われています。
もちろんうつぶせ寝が直接的な原因というわけではありませんが、欧米での研究結果をきっかけに、うつぶせ寝を避けるよう国が指針を出したのです。
その他にもSIDSを避けるために、できるだけ母乳で子育てをすることや、タバコに気をつけることなどが指針として出されています。
参考サイト 厚生労働省 睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう
窒息のリスクを高めるから
うつぶせ寝は、赤ちゃんの窒息のリスクも高めます。
例えば、布団やクッションなどが近くに置いてあった場合、赤ちゃんがうつぶせ寝になってしまうと、赤ちゃんの体重でクッションなどに顔が埋もれてしまいますよね。
そうなると、窒息のリスクが高まってしまいます。
赤ちゃんが安全に寝れる工夫とは?
あなたが安心して寝るためにも、赤ちゃんが安全に寝れる方法を知りたいですよね。
主な方法は次の通りです。
②:厚着で寝ない
③:柵付きのベビーベッドに寝かせる
④:1歳まではなるべく仰向けで寝かせる
以下で詳細を説明します。
①:柔らかい布団などを使わない
先ほど説明した「窒息のリスク」を下げるためにも、なるべく柔らかい布団は使わないようにしましょう。
また、周りにクッションなどを置かず、掛け布団は軽いものを使ってください。
②:厚着で寝ない
赤ちゃんが厚着をしていると、身動きが取りづらくなります。
赤ちゃんがうつぶせ寝をした時に身軽に動けるよう、寝る時には厚着をしないようにしましょう。
③:柵付きのベビーベッドに寝かせる
赤ちゃんが寝ている時の事故を防ぐために、国が定めた基準を満たすベビーベッドを使用することをおすすめします。
ベビーベッドの柵は転落の危険がないように、常に上げておきましょう。
④:1歳まではなるべく仰向けで寝かせる
赤ちゃんが寝返りを自由にできるようになれば、SIDSの発症率は下がると言われています。
そのため、おおむね1歳頃までは仰向けに寝かせてあげましょう。
赤ちゃんのうつぶせ寝に関する正しい知識を身につけよう
今回は、赤ちゃんのうつぶせ寝に関するお話しをしました。
赤ちゃんを寝かせる時に気をつける点がいくつかありましたが、正しい知識を身につけていれば、必要以上に怖がる必要はありません。
また、赤ちゃんが寝返りをできる状態であり、布団の硬さに気をつけるなどの工夫をすれば、基本的にはそのまま見守っていて大丈夫です。
どうしても不安な場合や困った時は、お医者さんに相談してみましょう。
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