『小学校受験の準備、そろそろ考えなきゃ…』
そう思っても、何から始めていいか迷うママも多いですよね。
ドリルを買う?習い事に行かせる?
それもいいですが、受験に必要とされる「聞く力」「理解力」「伝える力」は、絵本の時間の中で自然に育てることができます。
物語をじっくり聞いて自分なりに考える経験の積み重ねが、言葉の土台になるんです。
もちろん受験を考えていなくても、“お話を聞く力”や“言葉の豊かさ”を伸ばすことは、これからの学びに必要なもの。
今回は、そんな力を親子で楽しく育てられる「日本昔ばなし」と「英語絵本」を6冊ご紹介します。
日本昔ばなし編

長く親しまれている日本昔ばなしを3冊ご紹介します。
同じ話でも作者によってイラストや展開が異なるものもあるので、読みやすいものを選んでみてくださいね。
ふるやのもり(瀬田 貞二・再話)

おすすめ年齢:4歳頃〜
「この世で一番怖いのものはふるやのもり」——おじいさんとおばあさんのこの言葉に、泥棒と狼が次々と勘違いしていくお話。
テンポの良い話と展開が、聞く人をどんどん物語の中に引き込みます。
読んだあとに「ふるやのもりって、何だったんだろうね?」と話すことで、子どもの“想像して考える力”を育ててみましょう。
ポイント
・ユーモアのある展開で「推測する力」を育てる
・語りのリズムで「聞く力」を養う
てぶくろをかいに(新美 南吉)

おすすめ年齢:3歳頃〜
寒い冬の夜、子ぎつねが人間の町へ手袋を買いに行くお話。
人間と動物のあたたかな交流を通して、「信じること」や「やさしさ」を感じられる名作です。
読み終わった後『このとき子ぎつねはどんな気持ちだったかな?』などの会話をして、登場人物の気持ちを想像してみるのもいいですね。
ポイント
・登場人物の気持ちを想像する力を伸ばせる
・情景描写から「聞いてイメージする力」を育てる
さんまいのおふだ(石崎 洋司)

おすすめ年齢:5歳頃〜
小坊主が山姥に追いかけられるスリル満点の昔ばなし。
スリルだけでなく、和尚さんのユーモラスな知恵が笑えるお話です。
昔ながらの語り口で、テンポの良い言葉の流れを味わうことができます。
お話を読み終えたら、『どうして山姥をまけたのかな?』と問いかけてみましょう。
「順序立てて考える力」や「因果関係の理解」が自然に身につきます。
ポイント
・展開を追う力、論理的思考の基礎を育てる
・テンポのある語りで集中力をアップ
英語絵本編

テンポが良くリズムを楽しめる英語絵本を3つご紹介します。
英語が苦手なママでも、読み聞かせやすいものばかりですよ。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?(エリック・カール)

おすすめ年齢:2歳頃〜
『Brown Bear, Brown Bear, What do you see?』——このくり返しのリズムが心地よく、動物と色を一緒に学べる人気の英語絵本。
英語を意味で覚えるというより、音で感じる最初の1冊にぴったりです。
親子でリズムをとりながら声に出して読むと、自然と英語のイントネーションも身につきます。
ポイント
・リズム読みで英語の発音感覚を育てる
・繰り返し文で「聞き取る力」を強化
The Very Hungry Caterpillar(エリック・カール)

おすすめ年齢:1歳頃〜
世界中で愛される「はらぺこあおむし」の原書版です。
曜日、食べ物、数といった、生活の中の英語に触れられます。
あざやかな色彩とリズミカルな文で、繰り返し読みたくなる絵本です。
英語が苦手なママでも、イラストを指さしながら読むだけでOK!
自然と英語の語感に親しめます。
ポイント
・絵を手がかりに英語をイメージで理解できる
・語彙・順序・変化を同時に学べる
Dear Zoo(ロッド・キャンベル)

おすすめ年齢:2歳頃〜
ペットを飼いたい男の子が、動物園に『ペットをください』とお願いしたら次々と動物が届くしかけ絵本。
だけど、どれもペットにするのは難しい動物ばかりで…?
動物によって箱の大きさが違ったり、DANGERと書かれていたりと次は誰が出てくるんだろう?とワクワク。
英語のリズムにも自然に親しめて、初めての英語絵本にもぴったりです。
ポイント
・繰り返し文で英語の型を自然に覚えられる
・めくる楽しさで能動的な読みを促す
いろんな絵本と出会うなら「絵本のサブスク」もおすすめ
日本昔ばなしのように語り口や文体が豊かな作品は、なかなか自分では選びにくいもの。
絵本のサブスクなら年齢や発達に合わせた絵本が毎月届くので、思いがけない昔ばなしや名作との出会いも楽しめます。
英語絵本の取り扱いはありませんが、語彙を広げる日本語絵本との出会いがたくさんありますよ。
受験準備や語彙力アップのきっかけとして、ぜひチェックしてみてください。
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まとめ

昔ばなしは、『なぜ?』『どうして?』を考える思考力を育て、英語絵本は、音やリズムで聞き取る力を育ててくれます。
言葉を味わう時間は、受験を意識する時期だけでなく日常の読み聞かせでも、子どもの想像力・語彙力・表現力を豊かにしてくれますよ。
昔ばなしで想像力を、英語絵本で耳とリズムを育てながら、親子で「言葉の世界」を広げていきましょう。
