「読み聞かせを始めると途中でふら〜っとどこかへ…」
「最後まで聞いてくれない…どうしたらいいの?」
絵本に関するそんな悩みはありませんか?
でも実は——
子どもが絵本から離れるのは“集中力がないから”ではなく、絵本との距離感がその子に合っていないだけなんです。
子どもは本来、物語が大好き。
ほんの少し工夫を加えるだけで、“最後まで聞きたい!”という気持ちは育っていきます。
ここでは、ママ目線で今すぐできる『読み聞かせのちょい足し工夫』を5つご紹介します。
どれも専門的な技術はいらないので、ぜひ今日から試してみてくださいね。
まずは知っておきたい!子どもが飽きる3つの理由

実は「途中で飽きちゃう」にはちゃんと理由があります。
・絵本の内容が今の発達に合っていない
難しい言葉や長い文章が続くと、途中でついていけなくなります。
・読むスピードが大人仕様になっている
子どもは話を聞くだけでなく、絵もじっくり見たい。
大人のペースで読むと、気持ちが置いてけぼりになってしまいます。
・“聞き役だけ”になっている
聞き続けるだけの時間は、大人でも疲れます。
子どもは特に、参加したい気持ちが強いんですよね。
飽きるのにはちゃんと理由があると思うと、気がラクになりませんか?
ではここから、最後まで夢中で聞いてくれる工夫を5つ紹介します。
工夫① “読む前の30秒”が勝負!
子どもは文字より“絵”から情報を受け取ります。
ページを開いてすぐ読むのではなく、まずは絵をじっくり見せてみましょう。
「このページ、なんだか面白そうだね!」
「なにしてるところに見える?」
こんな風に“絵を見る時間”を30秒入れるだけで、子どもの想像スイッチがオンに。
絵本の世界に入り込んでから読み始めるので、集中が続きやすくなります。
工夫② 声を変えすぎない
キャラごとに声の演じ分けは素敵だけど、実は“情報が増える”というデメリットもあるんです。
ときには普通のトーンで淡々と読むほうが、内容に集中できる子もいます。
声を張り上げなくても、“物語が静かに流れていく心地よさ”だけで、最後まで聞ける子は多いんですよ。
工夫③ 「質問」ではなく「つぶやき」を入れる
読み聞かせ中に「これは何?」「次どうなると思う?」と子どもに聞くことってありませんか?
これ、実は子どもにとって“テスト感”になりやすい質問になることがあるんです。
子どもを巻き込みたいときは、ママが“つぶやき役”になるのが最強。
「これ、おいしそうだね〜」
「このあと、ちょっとドキドキしそう…」
「この子、嬉しそうな顔してる!」
こんな問い返さない言葉なら、子どもが自然と物語に入り込みやすくなります。
質問タイムは読み終わった後にするのがおすすめです。
工夫④ 読まないページがあってもOK!
絵本を開いたら「全部ちゃんと読まなきゃ」と思っていませんか?
実はそんな必要ないんです。
・長い説明の部分は飛ばす
・お気に入りの場面だけ読む
・毎回同じページだけ読む
その子仕様にカスタムして、こんな読み方したってOKです。
絵本は、子どもの興味と成長に合わせて変える遊び。
最後まで読むことが目的ではなく、楽しさを感じているかが一番大事です。
工夫⑤ 今の気持ちに合う本を選ぶ
子どもには、その日その時の“気分モード”があります。
・今日は静かに読みたい日
・今日はしかけ絵本を楽しみたい日
・今日は短い話の気分の日
これを無視すると、どんな名作でも途中で飽きて当然。
家にある絵本でも「今日はどれが気分?」と子どもに選ばせるだけで、最後までの集中度が段違いになります。
まとめ| 絵本は「楽しむ工夫」でどんどん好きになる

最後まで読めるかどうかは、集中力や性格よりも「安心して聞ける環境かどうか」がいちばん大きなポイント。
今回の5つの工夫は、どれも「ママと一緒に物語を楽しんでいいんだよ」という安心感を届けるものばかり。
・じっくり絵を見る
・声は変えすぎない
・質問ではなくつぶやく
・全部読まなくてもOK
・その日の気分で選ぶ
この5つを少しずつ取り入れるだけで、途中で離れちゃっていた子も気づけば“最後まで聞ける子”に育っていきます。
子どもの「今日はこの絵本がいい!」を大切にしながら、親子でゆったり“絵本の時間”を楽しんでくださいね。
また、「いろんなタイプの絵本を試してみたい」「子どもの“好き”をもっと知りたい」というママには、プロに絵本を選んでもらうという選択肢も。
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自分では選ばない一冊との出会いが、子どものお気に入りにつながることもありますよ。
絵本選びに迷ったら、ぜひチェックしてみてくださいね。
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