
「反抗期だから仕方ない」
そう頭では分かっているのに、心がついてこない日ってありませんか?
毎日のように「イヤ!」「やらない!」「ママきらい!」とぶつかってくる子どもに、怒りたくないのに怒ってしまう。
そして怒ってしまった自分に自己嫌悪。
そんな繰り返しに疲れきっているママ、たくさんいると思います。
このコラムでは、実際に私が体験した「4歳の反抗期」のリアルな日常と、それに向き合う中で気付いた「本当にしんどい理由」について書いています。
これは育児の正解や対処法ではありません。
でも、この記事を読んで「自分だけじゃなかった」と思って、少しでも心が軽くなったら嬉しいです。
怒ってばかりで疲れた・・・4歳のリアルな反抗期の日常
限界だなと感じたある日のこと。
いいママではないかもしれないけれど、共感してもらえたら嬉しいです。
その日は朝からずっと「いや」「やらない」「行かない」の連続でした。
保育園は「行きたくない」と泣かれ、根負けしてお休みに。
そのあとも歯医者、体操教室…すべて拒否、予定は全部キャンセル。
ご飯もお風呂も歯みがきもイヤ、寝るのもイヤ。
夜の11時を過ぎても、私の背中にぴったりくっついてる。
私も寝不足でいらいらしていて一日ずっと怒ってる。
「もう私ダメかもしれない」って、今日だけで何回思っただろう。
いつか手が出てしまうのではと、自分が恐ろしい。
子どもに叩かれたり、蹴られたり、顔に物を投げつけられたり。
それが毎日のようにあると「やんちゃで可愛いね」なんて正直思えないし、私だって傷つく。
子どもの怒りに怒りで返したって炎上するだけって分かっているのに、止められない。
追い討ちをかけてきたのは、単身赴任中の夫。
2週間ぶりに帰ってきたので「ちょっとは休めるかな」って、期待してた。
だけど、私のピリピリを察して、早々に家を出て友人のところに行きました。
寝かしつけを手伝いにきてくれたけど、顔を見た瞬間にイラッとして、私が追い出してしまった。
「私がこんなに限界なのに、逃げるの?」
そう思ったら、怒りと悔しさで涙が出てきた。
「子ども見ててあげるから、少し休んでおいで」って、たった一言がほしかっただけなのに。
マッサージでも行って眠りたいけど、自分にお金を使うのに毎回罪悪感がある。
こういうとき、もっとお金があれば…って思ってしまう自分にも、また落ち込んでしまう。
頼りたいときに、誰にも頼れない。
そう感じた瞬間、周りの大人特に家族が「敵」に見える。
子育ては修行というけれど、私は拷問のように感じてしまう。
諦められようになればどんなに楽だろう。
私、心が折れかけてるのかもしれない。
「また怒っちゃった」反抗期がつらい本当の理由
反抗期って、子どもにとって大事な成長の過程なのは重々承知。
自我が育って、社会性を身につけるために必要な過程…そう言われることも多いですよね。
でも、だからといってそれを真正面から毎日受け止める「ママの心」はどうなるの?って思うんです。
「話を聞けるお母さん」「共感してあげられるお母さん」100%いいお母さんになりたいと思うのに、それができない。
そして「私はできていない」と自分を追い込んでしまう。
子どもに対して怒ったあとの罪悪感から逃れられない。
つまり「反抗期がしんどい」のではなく、ママの自己肯定感が削られていくことが、何よりもつらかったんですよね。
どんなに怒っても疲れても、結局「ママ」がやらなきゃいけない。
でも、ママだって人間なので疲れるし限界があります。
怒りながらでも子どもと向き合っているだけで、十分頑張ってるって言っていいですよね?
まとめ:毎日お疲れ様、自分を責めないで
私は今でも、反抗期真っ只中の息子に毎日振り回されてるし、イライラして、怒って、泣いて…を繰り返しています。
でも、それでも「ママを続けている」ことは、誰にでもできることじゃないってこと。
これは大きな自信としていいと思うんです。
怒ってしまった日も言いすぎてしまった夜も、子どもはちゃんとママの愛情を受け取ってくれている。
そんな子どもを見て、また罪悪感を感じてしまうこともあるんですけどね…
だから、どうか「私なんて…」と自分を責めすぎないでください。
怒ったって罪悪感を感じたって、毎日ママをしているだけで100点。
24時間365日、無償で休みなく子どもと対峙して戦って愛するってすごいことなんです。
そんな仕事、他にありますか?
自分を責める前に、今日も頑張ったあなたに「ありがとう」「頑張ったね」って言ってあげてくださいね。